例え男でもトイレを盗撮されたらとてつもなく怖いってこと
トイレを盗撮って聞くと、
男性が女性を隠しカメラで隠し撮りした
って想像するのが普通ですよね
そもそも盗撮する人の気持ちが理解できないのに
男が男を盗撮??誰得??
マジで理解不能!!!
今までは
顔写ってなかったら個人情報出てないし、減るもんじゃないから別にいいじゃん(笑)
とか、
犯人を捕まえて示談金請求しようや(笑)
なんて思ってました
そんなん無理無理!!!無理です無理です
恐怖でなにもできない!!!
今まで示談金ウマ~なんてアホなこと考えてても、実際には頭が真っ白になって何もできなかったです!!!
それはとある日のこと・・・
その日は読売新聞の会社説明会があって東京に来ました
早めに着いてしまったので、東京国際フォーラムの地下のカフェでだらだら時間をつぶしていました
東京国際フォーラムで何かイベントをしてて、スーツ姿のサラリーマンがうじゃうじゃ居ました
カフェでダラダラしてても他のサラリーマンがいるから目立たなくていいやー、なんて呑気に過ごしていました
1時間ほど時間をつぶして、スーツのネクタイを締めにトイレに向かいました
僕は首を圧迫する感じが嫌なのでぎりぎりまでネクタイしないんですよね
トイレの洗面台のとこには髪形を整えてる人が多かったから仕方なく大便器の個室へ。
普段はネクタイなんてしないから携帯で結び方を調べます
携帯で調べても難しい
ネクタイがからまる!むずい!
ネクタイと戦っていると、不意になにか違和感が・・・
トイレの仕切り壁の上からスマホがこんにちはしてんじゃん!!!
隣の大便器に入ってる人がスマホで上から盗撮しようとしてんじゃん!!!
カメラの角度をみて、写らないように音をたてずに立つ位置を変えました
怖くて怖くて、相手に気が付かれないように行動しました
本当は、気が付いてることを知らせたほうが相手は勝手に逃げてくれるんでしょうけど、とにかく関わりたくないという意識が占めてました
ホラー映画の、幽霊に見つからないように押し入れに隠れる、あの心境でした
写真を撮ったんでしょう、スマホを引っ込めました
あぁ、これで助かった、解放されると安堵しました
しかし数十秒後、まさかの第二陣が!!!
しかも、今度は、僕の立ってる位置を的確に捉えてくるんですよ
諦めねぇじゃねぇか・・・
初めの失敗をもとに二度目に修正してくるとは・・・
やるじゃねぇか・・・
後ろはドア、正面は大便器。
逃げる場所がない
カメラの死角も、ない
まさに、ホラー映画の、押し入れに隠れてるところをみーつけたされる、あの心境でした
心臓が飛び出そうで、心臓のハートビートが激しくなって、焦りと恐怖で頭が真っ白になりました
逃げ場はないし、どうすればいいかわからない
焦りと恐怖で動転して、体が勝手に動いて相手のスマホを奪ってました(笑)
キュウソネコカミ。やりましたよ。
相手は驚き、一瞬ガサガサっと音をたて、動く気配がなくなりました
僕は動転しつつも、カメラロールを見て僕が写ってないことを確認しました
写ってなくてよかった・・・
で、このiPhoneをどうするか。爆弾を抱えてしまって頭が痛い・・・
数十秒でスマホの処理のパターンを考えました
- 大便器に流す ⇒ 逆切れされそう
- 持って帰る、警察に渡す ⇒ 取り返そうと何されるかわからない
- そのまま返す ⇒ 一番安全・・・?
盗撮する人の行動原理なんて理解できないから、一番無難そうな3番を選びました
立場が逆転したのでキュウソネコカミしてきそうですからね
トイレの仕切り壁の上からスマホを出しました
気が付いてなかったので合図したら一瞬で取り返されました
で、向こうはすぐにトイレを出ていきました
冷静に対処できてそうですけど、内心は盗撮されたのと報復されるかもしれないという恐怖心でいっぱいでした
僕もトイレからでて、はじめのカフェで友達に電話で今回起こったことを話して恐怖心を落ち着かせました
何が怖いって、外を出ると普通のサラリーマンしかいないんですよ
変態が普通の人の姿に擬態してるんです
誰が変態かなんてさっぱりわからない
それが怖いんですよ
それから、痴漢とか盗撮されて怖がる人たちの気持ちが初めてわかりました
見ず知らずの人に性的な目で見られる恐怖ったら、とんでもないですよ
しかもその行為は倫理に反することで、どんな思考回路でするのかもまったく理解できない・・・
まったく怖い思いをしましたよ
おわり